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明石市で境界非明示の不動産は価格に影響する?売却前に知っておきたい注意点をご紹介

土地の売却を考えたとき、「境界非明示」という言葉を耳にして不安に感じる方も多いのではないでしょうか。境界がはっきりしないまま土地を売ることは、後のトラブルや価格への影響を招く可能性があります。しかし、事前に必要な知識と適切な対応策を知ることで、不安を減らし有利に売却を進めることもできます。本記事では、明石市で境界非明示の土地を売却予定の方向けに、トラブル回避のポイントや価格に関わる大切な情報を分かりやすく解説いたします。

境界非明示が示す意味と売却予定者に知ってほしい基礎知識

境界非明示とは、土地を売却する際に、売主が隣接地との境界線を明確に示さない(示す義務を負わない)ことを条件として取引が行われる状態をいいます。これは、法律で禁止されているわけではなく、売主と買主の合意があれば可能です。

境界が明示されていない状態では、「どこまでが自分の土地なのか」がはっきりせず、隣地との越境問題や境界杭の不在などによって、後からトラブルが発生する可能性があります。たとえば塀が越境していたり、面積が登記簿と異なったりするケースです。

売却を検討する際にまず確認すべきポイントとしては、以下の三点が挙げられます:境界標(境界杭)の有無、過去に確定測量や現況測量が行われているか、そして隣地所有者との立会確認がされているか、です。これらを確認することで、のちのトラブルや売却時の不安を軽減することが可能です。

確認すべきポイント内容理由
境界標の有無コンクリート・金属などの杭が存在するか現地で境界が視認できることで安心材料となるため
測量実施の有無現況測量・確定測量の履歴の有無面積や境界の正確性を裏付ける資料となるため
隣地所有者との立会確認境界に関する合意や書面があるか双方の認識を一致させ、紛争防止につながるため

境界非明示が土地価格に与える影響と相場との関係

境界が明確でない土地を売却する場合、鑑定評価や査定価格が慎重に算定される傾向があります。境界非明示の状態では、隣地との境界トラブルや測量費用負担の不確定さが評価額に反映され、実勢価格と比較して価格が抑えられる可能性があります。たとえば、測量が未実施の場合、「売りやすさ」が低下すると評価され、買い手が慎重になる結果、価格にも下方圧力がかかるおそれがあります。

具体的に、明石市における土地価格の傾向を見ると、2025年の地価公示では坪平均で460,800円/m²(約坪単価460,800円)と、前年から4.4%上昇しています。また、基準地価では坪単価約446,709円(変動率+5.60%)となっており、いずれも安定的な上昇傾向にあります。その一方で、実際の取引価格(2024年第1四半期)は坪単価452,931円前後で、公示地価や基準地価よりもやや低い傾向が見られます。境界非明示の土地では、このような実勢価格よりさらに低い評価を受ける可能性があるため、慎重な対応が望まれます。

以下の表は、明石市の地価と取引価格を比較したものです。

項目坪単価の目安変動率
公示地価(2025年)約460,800円/坪+4.4%
基準地価(2025年)約446,709円/坪+5.6%
実際の取引価格(2024年第1四半期)約452,931円/坪前年同期比 +5.63%

境界が明確である場合、上記のような市場価格に近い評価が期待できるのに対し、境界非明示の場合には、測量未了による不確実性を反映して数%から十数%の価格差が出る可能性があります。特に測量や境界確定により安心感を買い手へ提供できれば、評価の下落幅を最小限に抑えられることが多いです。


境界非明示でも売却を有利に進めるためにできること

境界がはっきりしない土地でも、売却を安心・有利に進めるために有効な対応があります。以下に具体的なステップをまとめます。

取組内容効果・利点備考
確定測量と境界標の設置土地の境界が明確になり、買い手や金融機関からの信頼が得られます隣地所有者との立会いが必要です
測量費用の目安提示費用対効果を理解しやすく安心感につながります土地条件により変動します
専門家や自治体の相談窓口手続きや測量の流れがわかり、不安を軽減できます測量士や市役所窓口などが相談先となります

まず、境界を明確にするためには「確定測量」が非常に有効です。測量士が隣地所有者と立ち合いながら、境界杭を設置して測量図を作成することで、後のトラブルを避けられます。これは信頼性において現況測量より格段に上であり、購入希望者や融資を検討する金融機関から重視される傾向があります。また、境界が明示されていることで、面積に基づく適正な評価が可能となり、高値売却につながるケースもあります。

測量費用については一般的に以下のような目安があります。現況測量は10万〜20万円程度、隣接がすべて民有地の場合の確定測量は民民で35万〜55万円程度、公道や水路など官有地を含む場合は60万〜90万円以上になる可能性があります。これらはあくまで目安であり、土地の形状や隣接地の数、資料の有無によって変動します。また、事前調査、立会い対応、測量図作成、登記申請などの工程ごとに費用が発生するため、全体の流れを理解いただくことが安心につながります。

最後に、具体的な相談先としては、土地家屋調査士へのご依頼、市役所の都市計画や道路課窓口、また土地に詳しい専門家(測量士など)へのご相談が有効です。測量の進め方や手続きの流れ、費用に関する不安がある場合には、こうした専門家に直接お問い合わせいただくことで、手続きがスムーズに進みます。

明石市で境界非明示の土地を売却予定の方に向けた注意点と活用ポイント

明石市の土地売却市場では、住宅地の価格が近年安定して上昇しており、売却を検討する上で有利な環境が整いつつあります。はじめに、最近の価格動向を整理しました。

指標内容ポイント
公示地価・基準地価(2025年)平均地価13万〜14万円/m2、坪単価約44万〜46万円、前年比+4〜5%上昇継続した上昇傾向(住宅地では8年連続上昇)
取引価格情報坪当たり平均約43万〜45万円(2025年)実取引に即した相場観の把握が可能
ランキング動向市内平均坪単価43.56万円、県内11位、全国213位明石市の土地の安定した評価を示す

上記のように、明石市の土地は市場で高い評価を受けていることが分かります。売却においては、このような地価上昇の流れを活用できる可能性があります。ただし、「境界非明示」の状態であることは、買い手側に心理的な不安を与え、価格交渉や検討に影響する可能性があります。

次に、境界非明示の土地に関して、固定資産税の評価や売却査定に与える影響について知っておくべき理由をご案内します。固定資産税評価は、課税地積や課税地目が登記簿に基づいて認定され、固定資産税の課税標準額は評価額を元に住宅用地として特例が適用される場合があります。ただし、境界が不明確な状態では、行政による評価への信頼性や査定の正確さに不安が生じる可能性がありますので、注意が必要です。

さらに、売却を安心して進めるためには事前準備が大切です。以下のステップを参考になさってください:

ステップ内容
土地売却前の準備境界標や過去の測量記録の確認、課税地積や地目の整理
行政との相談市役所の資産税課での課税地積や課税地目の閲覧・縦覧制度の活用(4月1日~納期限まで)
評価と信頼性向上境界が明示であることを示す資料の整備や、評価や査定への信頼度を高める手続き

以上のように、売却を控えた段階で、境界非明示の土地であっても、行政資料の活用や、評価・信頼性の確保に努めることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まとめ

明石市で境界非明示の土地を売却する場合、境界が明確でないことは価格や取引条件に大きな影響を及ぼすため、事前の準備が重要となります。境界の不明確さは買い手の不安につながり、思わぬ価格下落や契約後のトラブルを招く恐れがありますが、確定測量や境界標の設置などの対応で信頼性を高めることができます。測量費用はかかりますが、安心して取引を進めるための価値ある投資となります。市役所や専門家への相談も活用し、冷静に準備を進めることで、納得のいく売却を目指しましょう。

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この記事の執筆者

江木 丈博

このブログの担当者 江木 丈博

◇ 保有資格
宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級

◇ キャリア:8年

明石市を中心に、神戸市・加古川市・播磨町・稲美町・姫路市・高砂市など周辺エリアの不動産売却をサポートいたします!

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